喫煙と抜け毛の関係

喫煙者の数は年々減っているようですが、一部のヘビースモーカーはまだまだ多く存在しています。

こうした喫煙と抜け毛には何らかの関係があるのでしょうか。

実は喫煙は抜け毛の大敵です。

喫煙によるダメージのメカニズムは大きく分けて二通りあります。

まず1つはタバコの吸引によって体内に入ったニコチンには自律神経に直接働きかけ、血管を非常に収縮させる作用があります。

このため血圧は一気に上昇し、脳の機能が覚醒します。

これはある種の薬物による不自然な脳の興奮状態とでもいうべきもので、喫煙者にとってはこの興奮状態がクセとなり、抜け出せない習慣となってしまうのです。

一方で激しい血管の収縮は頭皮へと続く血管も収縮させることになります。

こうしたことが1日に何度もくり返されるのですから、喫煙が頭皮に与えるダメージはどんどん蓄積していくことになります。

そのため抜け毛が起ります。

また喫煙者はタバコを吸うたびに二酸化炭素や微量のタール、ニコチンなどと一緒に一酸化炭素も吸い込んでいます。

これらはいずれも毒性のあるものばかりですが、なかでも一酸化炭素は血管に入り込み、血液にくっ付いてしまいます。

くっ付いた一酸化炭素はやがて血管の内部に微細な傷を残します。

こうして微細な傷が無数に付いた毛細血管は、やがて組織が固く変化し、血液が流れにくくなります。

その結果抜け毛が増え始めるのです。

こうしたことは喫煙をしている本人のみならず、周りにいる人にもダメージを与えます。

受動喫煙では喫煙をしている本人よりもさらに、危険な成分を吸い込んでいるという研究のデータがあります。